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「さあ、裁いてもらいましょか」
行列のできる法律相談所
日曜夜9時、島田紳助がその一言を放つと、居間のテレビを中心に家族の時間が始まった。北村晴男弁護士の机を叩くような怒声、住田裕子の静かで鋭い切り返し、丸山和也の飄々とした語り口——弁護士たちのキャラクターが法律という難解な世界を、茶の間のエンターテインメントに変えた。「それ、訴えられるんですか?」とゲストが目を丸くするたびに、隣のソファのお父さんも「俺も昔、似たようなことあったぞ」と背筋を伸ばした。ご近所トラブル、職場の理不尽、遺産争い——誰かの身近にある修羅場が30分の劇場になる不思議な引力。あの番組を見てから、日常の出来事が少しだけ「法的に」見えてしまうようになった人は、きっと少なくない。
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