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「森にいそうな女の子。」
森ガール
ゆったりとしたワンピースに、くしゅくしゅの靴下、首から下げた古いフィルムカメラ。mixiのコミュニティで静かに育ったその言葉は、やがて雑誌のページに広がり、雑貨屋の棚を塗り替えていった。蒼井優が纏うような柔らかい空気感、バッグの中には文庫本とハンドクリーム、週末はカフェで手書きの日記。ギャルブームの喧騒とは対極の、素朴で内向きな美しさがあの時代に静かに輝いていた。「森ガールって何?」と聞かれて、うまく説明できないのに「あの子がそうだ」とすぐわかった、あの感覚。チェキで撮った写真が日記に貼ってある人は、今でも引き出しの奥を探せば出てくるかもしれない。
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