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「愛」
天地人
兜の前立てに「愛」の文字。戦国武将がなぜ愛を掲げるのかと思っていたら、そこには愛染明王への信仰があったと知り、妙に腑に落ちた2009年の冬。妻夫木聡が演じた直江兼続は、義と愛という二つの言葉をここまで重く見せた人物が大河にいただろうかと思わせるほど、時代の空気に刺さった。上杉景勝役の北村一輝の静かな存在感、笛木優子の船の上のシーン。リーマンショックの傷が癒えない日本で、「義のために生きる」という言葉がやけに眩しく響いた。新潟・米沢への観光客が急増し、「歴女」という言葉がテレビに踊り始めた年でもある。
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