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「なんで私が不良なの。」
不良少女とよばれて
伊藤麻衣子が泣きながら走るシーンを、火曜夜に食い入るように見ていた。不良少女の烙印を押されながらも、真実を求めて立ち向かう少女の物語。大映テレビ独特の、現実とかけ離れた熱量——張り手、泥まみれ、絶叫——それが子どもには圧倒的にリアルだった。1984年、校内暴力が社会問題になり、ツッパリと不良が銀幕にもあふれていた時代。「不良少女」というレッテルの理不尽さは、当時の子どもたちが教室で感じていた息苦しさとどこか重なっていた。あの主題歌のイントロが聞こえると、まだ火曜夜の匂いがよみがえる。
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