Index No.
「断面が、いちばんのごちそうだった。」
レインボースイーツ
ナイフを入れた瞬間に現れる、赤・橙・黄・緑・青・紫の層。声が出る前にカメラを構えるのがお約束で、ストーリーにあげるためにアングルを三回は変えた。表参道や中目黒のカフェに行列を作ったレインボーケーキ、コンビニに並んだレインボークリームのロールケーキ、原宿で買ったレインボーコットンキャンディ。食べる前にもう半分お腹がいっぱいになっていたかもしれない。あの頃、「映え」という言葉がまだ新鮮で、誰もが発信することの高揚感をまだ疑っていなかった時代の色。あなたはどこで、あの鮮やかな断面に出会った?
まだ録音はありません。