Index No.
「お帰りなさいませ、ご主人様。」
メイド喫茶
秋葉原の雑居ビルの階段を上がると、メイド服の店員が満面の笑みで迎えてくれた。オムライスのケチャップに書いてもらった自分の名前、「萌え萌えキュン♡」のおまじないで「美味しくなーれ」と呪文をかける光景。2005年の『電車男』ブームで秋葉原が地図に載り、テレビカメラがひっきりなしに来るようになった。最初は外から覗くだけだったのに、友達に引っ張られて入った瞬間の、あの独特の緊張と居心地のよさ。非日常のはずなのに、なぜか「ただいま」と言いたくなる空間だった。
まだ録音はありません。