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「卍固め!」
プロレス中継
金曜の夜8時、茶の間のテレビから聞こえるゴングの音で夕飯が止まった。力道山が空手チョップを叩き込み、ジャイアント馬場が16文キックを放ち、アントニオ猪木が卍固めを決めるたびに、父親が座り直した。リングの外の熱気が白黒の画面越しに伝わってきて、子どもたちは翌日の休み時間に同じ技をかけあった。あの独特のロープの軋み音と、実況の「決まったあ!」という声——体のどこかがまだ覚えている人が、きっといる。
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プロレス中継とは。 プロレス中継とは、プロレスの試合の模様をテレビで放送する番組の俗称である。日本では1950年代から民放各局がゴールデンタイムに放映し、力道山らの活躍とともに家族が茶の間でそろって楽しむ国民的娯楽として定着した。
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「卍固め!」
金曜の夜8時、茶の間のテレビから聞こえるゴングの音で夕飯が止まった。力道山が空手チョップを叩き込み、ジャイアント馬場が16文キックを放ち、アントニオ猪木が卍固めを決めるたびに、父親が座り直した。リングの外の熱気が白黒の画面越しに伝わってきて、子どもたちは翌日の休み時間に同じ技をかけあった。あの独特のロープの軋み音と、実況の「決まったあ!」という声——体のどこかがまだ覚えている人が、きっといる。
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A. 1950年代前半に日本テレビが力道山の試合を放映したのが始まりとされる。1954年の力道山 vs シャープ兄弟戦の中継は街頭テレビに大観衆が集まる社会現象となった。
A. 空手チョップ。鋭い手刀で相手の首筋を打ち込む技で、テレビ中継を通じて日本中に知れ渡り、力道山の代名詞となった。
A. ジャイアント馬場(身長209cm)の代名詞的な足蹴り技。「16文」は馬場の足のサイズに由来するとされ、長身を生かした大きな蹴りで知られる。
A. アントニオ猪木の代名詞的な関節技(英語名:オクトパス・ホールド)。相手の胴体・腕・脚を同時に固める複合関節技で、猪木の代表的な決め技として知られる。
A. 昭和30〜40年代(1955〜1969年ごろ)が話題性・視聴率ともにピークとされ、力道山時代は街頭テレビに観衆が集まるほどの人気だった。
Q. 力道山とはどんな人物?
A. 日本プロレスを創設した昭和のスーパースター。空手チョップを武器に1950〜60年代のテレビ中継を通じて国民的英雄となった。1963年12月15日に急逝した。
Q. 全日本プロレスと新日本プロレスの違いは?
A. どちらも1972年設立。全日本プロレスはジャイアント馬場、新日本プロレスはアントニオ猪木がそれぞれ旗揚げした別団体。
Q. 東京オリンピック(1964年)とテレビ普及の関係は?
A. 1964年の東京オリンピック放映を契機に家庭用テレビの普及率が急上昇し、プロレス中継をはじめとするテレビスポーツ視聴者層の裾野が大きく広がった。
Q. 昭和のプロレスを放送していた主な局は?
A. 草創期は日本テレビ(NTV)が中心。その後、各民放局がそれぞれ団体・時間帯で中継を担うようになった。
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