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「写るんじゃなくて、盛れるんだよ。」
プリクラコーナー
ゲームセンターの奥、蛍光灯がやたら明るい一角に、プリクラ機が並んでいた。カーテンを引いた瞬間から、そこは女子だけの小さな王国。ピースのポーズを決めて、タイマーが鳴って、プリクラが吐き出されるまでの数秒間の緊張感。ビーム、美写、クラブフォト——機種によって肌の白さが違うと、みんな真剣に選んでいた。落書きペンで「BEST FRIEND♡」と書き込み、手帳のビニールポケットに並べていく。シールの余白に友達の名前を書いて交換するのが、あの時代の確かな友情の記録だった。あのキラキラした小さな空間で、どんな顔をして笑っていたか。
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