Index No.
「1点取るたびに、何かが壊れていく快感。」
ブロック崩し
画面の上に積み上がったカラフルなブロックの群れ。バーを動かし、ボールを弾き返すだけ——それだけなのに、気づけば何十分も過ぎていた。1976年にアタリが生み出した『ブレイクアウト』が日本のゲームセンターに上陸し、街のゲーム機の顔つきが変わった。上段を崩して画面の天井に近づいたとき、ボールのスピードが急に速くなる緊張感。パドルで狙い澄ました一撃が決まったときの、短くて鋭いビープ音。コインを握りしめ、自分の番を待ちながら画面を見つめていた放課後がある。デジタルの夜明けに、誰もがまずあのボールを追いかけた。
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