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「体を動かすのが、いちばん楽しい。」
ファミリートレーナー
居間の床に広げたビニールのマット、その上で思い切り踏んで、跳んで、転んだ。『アスレチックワールド』の森をひたすら走り、汗でTシャツが貼りつく頃には、階下から「うるさい!」という声が聞こえてくる。怒られるまでが遊びのうち、というのがファミリートレーナーの不文律だった。コントローラーを手で握らず、全身で画面に向かうあの感覚は、テレビゲームへの概念をまるごと揺さぶった。リングフィットや体感ゲームが当たり前になった今になって気づく——あのマットの上で転げ回っていた午後が、その原点だったと。
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