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「好きなんだもん、しょうがないじゃん。」
ハチミツとクローバー
美大のボロいアパート、絵の具と木材の匂い、夜中まで続く制作作業。竹本が自転車でひとり旅に出た夏、森田の豪快な笑い声、真山がリカさんの後ろ姿を見送るシーン——羽海野チカが描いた5人の輪郭は、読んだ人の胸の形にぴたりと沿ってきた。はぐちゃんの才能を見つめながら抱える嫉妬と愛おしさの混ざり具合が、漫画というより「感触」として残っている。2005年のアニメ版でスピッツの「スターゲイザー」が流れるオープニングを見た夜、自分がいちばん近いのは竹本かあゆみか、そんなことを布団のなかで考えた人は多いはずだ。
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