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「働いたら負けかなと思ってる」
ニート問題
2004年、テレビのワイドショーが「ニート」という言葉を毎日のように取り上げた。玄田有史の本が書店に並び、NHKスペシャルが若者の部屋を映し、コメンテーターが眉をひそめた。そしてあの男が言い放った一言——「働いたら負けかなと思ってる」。笑いながら話す姿がインターネットに広まって、誰かは呆れ、誰かはどこかでうなずいた。フリーターでも失業者でもない、新しいカテゴリに分類されることへの戸惑い。あの頃、「将来どうするの」という問いは、答えを持っていない人間を照らす強すぎるライトだった。
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