Index No.
「さあ、ファンタジーゾーンへ。」
スペースハリアー
筐体に跨った瞬間、床が傾いた。スピーカーから飛び出すブラスのテーマ曲、網膜に焼きつく発色の強い空、次々と迫るドラゴンや巨大な石像——スペースハリアーのゲームセンターは、100円玉一枚で別次元に連れ去ってくれた。擬似3Dが生み出す奥行きの感覚は、当時のどんなゲームとも違った。ボーナスステージで白い馬に乗る場面の柔らかい色調が、あの激しさの中でなぜか一番記憶に残っている。筐体に並んで順番を待っていた、あのゲームセンターの匂いと薄暗さをまだ思い出せる人はいるだろうか。
まだ録音はありません。