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「毎週木曜日が、一番長かった。」
ゲーム雑誌
ファミ通、ファミマガ、マル勝ファミコン、Beep——雑誌の発売日を指折り数えて、書店の棚に走った。新作ソフトのスクリーンショットは粒子が粗く、それでも穴があくほど見つめた。裏技ページのメモを授業のノートに書き写し、クロスレビューの点数で「買う・買わない」を決め、読者コーナーの常連ハンドルネームを全部把握していた。インターネットが来る前、あの紙の束が少年たちの全情報網だった。今では秒で調べられることを、当時はあの雑誌が教えてくれるまでひたすら待った。その「待つ時間」も含めて、ゲームの楽しさだったのかもしれない。
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