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「生きる力を育む。」
ゆとり教育
月曜日の朝、土曜日が休みになった最初の年、なんとなく拍子抜けした気持ちで登校した。「総合的な学習の時間」で地元の川を調べたり、英会話の授業で先生と目が合わないように下を向いたり。円周率「3」の話は大人たちがしていたことで、教室ではもう少し違うことが起きていた。週5日になった分、放課後が長くなり、塾に通う子と公園に残る子に少しずつ分かれていった。「ゆとり世代」というレッテルは後から貼られたもので、渦中にいた時は誰もそう名乗ってはいなかった。あの教室の空気を、あなたはどう記憶しているだろう。
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