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「うまい、やすい、おおもり。」
すき家
深夜2時、アルバイト帰りの自転車をとめて入った赤い看板。ねぎ玉牛丼の黄身を崩す瞬間、とろ〜りチーズが沈んでいく熱さ。並盛280円という数字が、どれだけの夜を救ってきたか。吉野家より多彩なトッピング、松屋よりポップな雰囲気——すき家はちょっとだけ「遊べる牛丼」だった。学食感覚でカレーを頼んだり、期間限定の鰻牛丼に財布を握りしめたり。テーブルの仕切りも、店員さんの声もなぜか記憶に残っている。あの赤いカウンターで、ひとりで食べた夜のことを。
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