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「妖怪風情が、人間を守ってどうする」
うしおととら
獣の槍を手に、蒼月潮ととらが日本を駆け抜けた6年間。最初はただ怒鳴り合い、殴り合うだけだった二人が、長駆・白面の者との最終決戦へ向かうころには、互いの名前を呼ぶだけで胸が締めつけられるようになっていた。藤田和日郎の筆が描く妖怪たちは怖ろしいのに、どこか哀しく、人間よりも人間らしかった。流のエピソードで泣き、真由子の覚悟に息をのみ、最終話のあの一コマで声を失った読者は、きっと今も忘れていない。週刊少年サンデーの紙の匂いと、汗ばんだ手で読んだあの熱量が、あなたの中にまだ残っているとしたら——。
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