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「事件は現場で起きてるんだ!」
踊る大捜査線
青島俊作が湾岸署の廊下を走るたびに、お役所仕事への怒りが痛快なカタルシスに変わった。織田裕二の叫びは刑事ドラマのセリフを超えて、残業続きのサラリーマンたちの本音になった。室井管理官の不器用な誠実さ、和久さんのしぶさ、すみれさんの強さ──キャラクターひとりひとりに体温があった。劇場版公開日の映画館は異様な熱気で、エンドロールが終わっても誰も席を立たなかった。「踊る」を見ていた時代の空気は、あの湾岸の夜風とリンクしてどこかに残っている。
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