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「ミギー、対応しろ!」
寄生獣
右手が目を開ける——その1コマで、岩明均は読者の常識を静かに解体した。泉新一とミギーの関係は、最初は恐怖だったはずなのに、いつの間にか「パートナー」と呼ぶしかない何かになっていく。グロテスクな描写の奥にあるのは、「人間とは何か」という問いだ。田宮良子、浦上、後藤——敵たちでさえ論理を持ち、むしろ人間の群れの方が残酷に見えてくる瞬間がある。アフタヌーンの連載を追いながら、この漫画だけ感触が違うと感じた人は多い。全10巻、一度読み始めたら止まらない構成の精巧さ。あの最終話を読んで、あなたはしばらく黙っていなかったか。
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