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「これでいいのだ!」
天才バカボン
どんな失敗も「これでいいのだ!」の一言で丸ごと肯定してしまうバカボンのパパは、実は日本一自由な大人だったかもしれない。赤塚不二夫が1967年に『週刊少年マガジン』で描き始めたこの物語は、タイトルこそ「天才」がついているのに、主役はどう見てもパパだ。レレレのおじさんが箒で掃きながら近づいてくる路地裏の感触、本官さんのお巡りさんぶりの滑稽さ、ハジメちゃんの赤ちゃんらしからぬ表情——どのコマも、昭和のどこかにあった空気を閉じ込めている。アニメのOP主題歌を口ずさむと、あの頃の土曜日の午後が戻ってくるような気がする。
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