「好きな人の名前、書いた?」
好きな食べ物、嫌いな教科、将来の夢、そして——「好きな人」。ルーズリーフを折りたたんで回ってきたノートに、誰かの丁寧な文字が並んでいた。かわいいシールが貼ってあったり、香水の匂いが微かに残っていたり。自分の番になると急に真剣になって、ペンの色まで選んだ。LINEもSNSもない時代、あの手書きの圧力とぬくもりは独特だった。卒業式の朝、まだ書いてもらっていないページのために走り回る修羅場。あのノートは今どこにあるか——押入れの奥か、捨てたか、まだ覚えているページがひとつくらいある。
友達ノートとは。 友達ノート(ともだちノート)とは、日本の小・中学生の間で流行した、ノートやルーズリーフを友人間で回し読みし、好きな食べ物・嫌いな教科・将来の夢・好きな人などの個人プロフィールを手書きで記入しあう学校文化の習慣である。
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A. ノートやルーズリーフを友人間で回し、好きな食べ物・将来の夢・好きな人などのプロフィールを手書きで記入しあう、1980年代の日本の学校で広まった習慣。
A. 1980年代を中心に流行し、1987年(昭和62年)がピークとされる。1990年代にポケベル・携帯電話が普及すると徐々に廃れていった。
A. 好きな食べ物、嫌いな教科、好きな芸能人、将来の夢、好きな人(クラスメート)などのプロフィール項目が代表的。シールやカラーペンで装飾されることも多かった。
A. 友達ノートは普通のノートやルーズリーフを活用した自然発生的な文化。プロフィール帳は記入欄があらかじめ印刷された市販の専用品を指すことが多い。
A. 2000年代のプロフィールサイト(プロフ)、さらにSNSのプロフィール欄へとデジタル形式で引き継がれ、手書き回覧形式はほぼ廃れた。
A. 2人以上の友人がノートを交互に書き交わし、日々の出来事や気持ちを共有するアナログなコミュニケーション習慣。友達ノートと並ぶ昭和の学校文化の代表例。
A. 記入欄があらかじめ印刷された市販の専用ノートで、友達ノート文化の延長として1990年代に文具店で広く販売された。
A. 卒業式の際に色紙やノートにクラスメートがメッセージを書き残す習慣。手書きによる昭和の学校コミュニケーション文化の一つ。
A. バインダーに綴じて使う穴あき用紙のこと。友達ノートでは折りたたんで手渡しするメディアとして頻繁に使われた。
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