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「まだやるの?」「もう一回!」
スマブラDX
ゲームキューブの電源を入れた瞬間、金管楽器のファンファーレが鳴り響いた。それだけで部屋の空気が変わった。マリオ、リンク、ピカチュウ、マルス——隠しキャラを解放するたびに「次は誰だ」と画面に張り付いた。ホームランコンテストでサンドバッグを競い合い、誰かが最後のストックを奪うたびにコントローラーを畳に置いた。「もう一回」と言った回数だけ、あの夜は長くなった。終わらせたくなかったのは、ゲームだけじゃなかったかもしれない。
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