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「ニッポンがベルギーに逆転された夜」
サッカーW杯(ブラジル・ロシア)
2018年7月、深夜のロシアから届いた映像に、日本中の居間が揺れた。乾貴士のミドルシュートが突き刺さったとき声を上げ、原口元気の追加点に飛び上がり、それでも残り10分で引っくり返されたとき、誰もがしばらく動けなかった。本田圭佑が放ったコーナーキックの軌跡、ナセル・シャドリの一撃——あの試合の空気は、勝負の残酷さと日本サッカーの可能性を同時に刻みつけた。ブラジル大会のザックジャパン、コートジボワール戦の逆転負けを覚えている人も、あの夜の記憶と重ねたかもしれない。4年ごとに更新される傷と誇りが、胸の奥でまだ疼いている。
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