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「いーち、にーい、さーん」
ゴム跳び
足首、ひざ、腰、わきの下——高さが上がるたびに歓声も上がった。両端を持つ二人の間に張られたゴムひもは、休み時間になると校庭の隅で必ず現れた。歌のリズムに合わせて跳んで、引っかけて、くぐって。失敗したら今度は持つ側に回る。セーラー服の裾をひらめかせながら、誰かが頭上のゴムをひょいと越えた瞬間の、あの拍手。地域によって歌の歌詞も跳び方も少しずつ違っていて、転校してきた子に教えてもらったルールが新鮮だったりもした。アスファルトの照り返しと、誰かの上靴の白さと、夢中になって汗ばんだあの感触——あなたの町では、何を歌いながら跳んでいた?
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