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「旧作100円、今日も行こか。」
ゲオ
ロードサイドに現れる黄色と青の看板を見かけると、なぜか足が向いてしまった。入口のガチャガチャを横目に、まず新作コーナーをひと回り。お目当てが全滅なら旧作の棚へ移動して、タイトルの背表紙を指でなぞりながら端まで歩く。ゲームコーナーでは中古ソフトの値札を何枚もめくって、掘り出し物を探す静かな興奮。レジに並んで返却ポケットに入れるとき、延滞金の明細を見て「またやった」と苦笑いしたことも一度や二度じゃない。TSUTAYAとどちらにするか、友達と自転車で話しながら決めた金曜の夕方の空気まで、あの黄色い看板は記憶のなかに残っている。
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