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「春風に乗って、君のもとへ届け」
ケツメイシ
2005年の春、桜の木の下で「さくら」が流れていた。ケツメイシの4人が放ったその曲は、卒業式の帰り道にも、引越しの段ボール箱の横にも、自然と流れ込んできた。ヒップホップのビートに乗りながらも、歌詞は誰かの別れや再会の情景をそっくりそのまま描いていて、ラップが苦手な人の口からもいつのまにかメロディが漏れていた。「夏の思い出」の海の匂い、「トモダチ」の素直すぎる言葉——RYOJIのMCが温かく場をほぐし、ライブ会場は友達の家の居間みたいな空気になった。あの頃、誰かとどこかへ向かう車の中でかかっていた曲を、ふと思い出すことはないだろうか。
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