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「ボールは友達」
キャプテン翼(ファミコン)
サッカーゲームなのに、コントローラーを握ったまま「どうする?」とコマンドを選ぶ——あの奇妙な緊張感は、他のどんなゲームにもなかった。テクモが1988年に放った『キャプテン翼』は、RPGとスポーツを混ぜた異端の発明だった。ドライブシュートを選択した瞬間の息をのむカットイン、タイガーショットが枠を捉えるまでの数秒。グラフィックはシンプルでも、翼と日向のぶつかり合いは原作そのものの熱さがあった。GKのパンチ力が足りなくて球を弾き返せず悔しがった記憶、スカイラブハリケーンの名前を友達と叫んだあの放課後。画面に映るのはドット絵でも、あの興奮だけはリアルだった。
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