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「See you Space Cowboy...」
カウボーイビバップ
菅野よう子のトランペットが夜の宇宙に溶けていく。スパイク・スピーゲルがソファで足を投げ出し、ジェット・ブラックがビバップ号の鍋をかき混ぜ、フェイ・ヴァレンタインがタバコの煙をくゆらせる——あの船室の空気は、ジャズとも宇宙ものともつかない独特の倦怠感に満ちていた。「Tank!」のブラスが鳴り出した瞬間に背筋が伸び、エドとアインのやりとりで思わず笑い、最終話のラストカットで言葉を失った。WOWOWの深夜に全話を追いかけた人も、レンタルビデオで一気に観た人も、あの余韻の重さは変わらないはずだ。アニメでしか成立しない映画的な孤独が、ここにあった。
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