Index No.
「コンティニューしますか?」
アーケードゲーム
薄暗いゲームコーナーに足を踏み入れると、電子音の洪水に包まれた。インベーダーの行軍する音、パックマンが餌を食う音、ゼビウスのビルダーが爆発する音——それぞれの筐体が固有の言語を持っていた。喫茶店のテーブル筐体越しに向かい合ったコーラ、駄菓子屋の軒先に無造作に置かれたコントローラー。100円玉を指の関節で叩きながらハイスコアの順位を確認した、あの緊張感。ゲームオーバーの画面が光るたびに、もう一枚硬貨を投じるかどうか一秒だけ迷った。あの暗がりの中で画面だけが明るかった放課後を、あなたはどこで過ごしていた。
まだ録音はありません。