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「「いとしのエリー」が流れる部屋で」
ふぞろいの林檎たち
一流大学に落ちた——ただそれだけで、人生が少し斜めになる気がしていた時代があった。山田太一が書いた言葉たちは、そんな「ふぞろい」な若者の胸に静かに刺さった。中井貴一、時任三郎、手塚理美、岩崎良美——彼らが演じる等身大の人物たちは、完璧でも格好よくもなかったが、それがまっすぐに痛かった。サザンオールスターズの「いとしのエリー」や桑田佳祐の歌声が流れるたびに、あのドラマの湿度と匂いが蘇る。挫折をテーマにしながら、なぜかあんなに前向きだったのはなぜだろう。金曜の夜、テレビの前で何を感じていたか、まだ覚えているだろうか。
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