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「死刑!」
がきデカ
こまわり君は両手を広げ、仁王立ちで叫んだ。「死刑!」——その一言と決めポーズが全国の小学生に伝染するまで、そう時間はかからなかった。山上たつひこが少年チャンピオンに叩き込んだ『がきデカ』は、ギャグとも呼べないような破壊的な笑いで1970年代の教室を席巻した。PTAが眉をひそめるほど下品で、親の目を盗んで読むほど面白かった。コマの密度、台詞の間、こまわり君の顔芸——デジタルでは代替できない紙とインクの体温がある。あの「してはいけない笑い」を夢中でしていた、あの感覚。
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