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「悪魔が宿ってる……このZに。」
湾岸ミッドナイト
深夜の首都高、レインボーブリッジを抜けたあたりで、朝倉アキオのフェアレディZが加速していく。楠みちはるが描くエンジン音には重さがあり、ページをめくるたびにアスファルトの冷たさと、タイヤが路面を捉える振動が伝わってくるようだった。悪魔のZに乗り続けることが何を意味するのか、アキオ自身もわかっていながら止まれない。GT-R、ポルシェ、RX-7——実在の名車たちが深夜の湾岸でぶつかり合う息苦しさは、単なるレース漫画を超えていた。この作品を読んでから、首都高を走るたびに夜の匂いが変わった人は、きっと少なくない。
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