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「君はまだ、人を信じられるか」
機動戦士Zガンダム
カミーユ・ビダンという名前を笑った士官が、のちに何を失うか——1985年のサンライズが描いたのは、正義も悪も灰色に溶けていく戦争だった。クワトロ大尉の金色の百式が宇宙を切り裂き、エマ中尉の目が揺れる。Zガンダムがウェイブライダーへと変形する瞬間のあの緊張感。飛田展男の声が湿度を帯びるたびに、画面の前の子どもたちは何かを感じ取っていた——大人になることの、どうしようもなさを。ヤザンの笑い声、フォウ・ムラサメの記憶、そしてラストシーンの沈黙。見終えたあとに残る、あの重さの正体は何だったのか。
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