Index No.
「なんだここは!」
ヴィレッジヴァンガード
入り口をくぐった瞬間、天井まで積み上がった黄色い手書きPOPが視界を埋め尽くす。エロイカより愛をこめての隣にパチンコ攻略本が差さり、シュールな般若心経Tシャツの棚の奥にガチなホラー小説が潜んでいる。「遊べる本屋」という言葉は知っていても、初めて立ち入った時のあの情報量の暴力は予習不可能だった。店員の手書きPOPの熱量が棚ごとに違って、誰かの偏愛がそのまま売り場になっている感覚。用もないのに一時間居座り、抱えきれないほど買って帰る——そういう場所が、モール内に普通にあった。
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