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「一本どうぞ」
ポッキー
細長いスティックの、チョコがかかっていない部分を持つ——その設計だけで、江崎グリコはお菓子の概念を変えた。1966年の登場以来、ポッキーはずっと「誰かと食べるお菓子」だった。放課後の教室で、遠足のバスの中で、誰かに一本差し出す時のあのさりげなさ。いちごポッキーの甘酸っぱさ、メンズポッキーのビターな渋がり、極細のパリッとした軽さ——バリエーションが増えるたびに、また誰かに差し出したくなった。11月11日、スティックが四本並ぶポッキーの日には、コンビニのかごについ多めに入れてしまう。あの一本を渡した相手の顔、まだ覚えている?
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