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「まだまだだね。」
テニスの王子様
帽子を目深にかぶった小生意気な一年生が、青学テニス部に現れた瞬間から、何かがおかしくなっていった——いい意味で。越前リョーマの「まだまだだね」は挑発の言葉なのに、どこか清々しかった。手塚部長の無言の重圧、不二先輩の微笑の裏の凄み、菊丸の高速移動。試合が進むごとに技がインフレして、いつしか「テニヌ」と呼ばれる領域へ踏み込んでいった。それでも笑って追いかけた。キャラクターソングのCDを全部集めて、ミュージカル「テニミュ」のチケットを争った熱量。ジャンプを毎週買う理由が、あの頃ここにあった。
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