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「君を忘れない」
スピッツ
「ロビンソン」のイントロが鳴ると、季節がどこかへ飛んでいく感覚がある。草野マサムネの声は大きくないのに、耳の奥に静かに居座る。「チェリー」は卒業式の体育館で聴いた気がするし、「空も飛べるはず」はドラマのラストシーンとセットになって脳に焼きついている。エレキギターの歪みとメロディの柔らかさが同居する、あのバンドサウンド──派手なパフォーマンスはなくても、スピッツの曲はいつも景色を連れてくる。春の終わりの少し手前、窓から見た遠い空、誰かと分け合ったイヤホン。何かのひとつひとつに、あの声が重なっている気がしてならない。
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