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「300円で沼に落ちる」
ガチャ文化
レバーをひと回しして、カプセルが転がり出てくるまでの数秒間。中身がわかるのに手が止まらないのは、確率と期待の魔法だった。2010年代後半、スマホゲームの「ガチャ」という言葉がリアルのカプセルトイと溶け合い、ショッピングモールの一角にガチャガチャのコーナーが増殖していった。くすみカラーの猫、リアルすぎる食品サンプル、推しキャラのアクリルキーホルダー——被りを引いた瞬間の「また出た」という声も、あの文化の一部だった。次こそ欲しいやつが出ると、ポケットの小銭が減っていく。
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