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「フィーナ…そうか、夢だったのか。」
イースI
PC-8801のモニターが薄暗い部屋を照らし、古代祐三のBGMが流れ始めた瞬間、アドルの冒険が始まった。体当たりで敵を蹴散らすシンプルな操作なのに、ボスの前で何度も止まった。「フィーナのテーマ」が流れる場面は、RPGでこんなに感情が揺れるとは思わなかった最初の体験だったかもしれない。ファミコン版、PC-9801版、MSX版──媒体が違っても、あの赤い髪の冒険家はどこにでもいた。エンディングで画面が暗くなったあとも、しばらくその場を動けなかった人がいるはずだ。
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