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「清原、泣いていた。」
KKドラフト事件
1985年11月20日、ドラフト会議の速報がテレビを走った。PL学園のエース・桑田真澄を巨人が1位指名——その瞬間、同じPLで共に甲子園を沸かせた清原和博の顔が映った。涙をこらえようとして、こらえきれなかった18歳の表情を、日本中が見ていた。誰もが清原を巨人が獲ると信じていた。友情か裏切りか、それとも運命か——二人は別々のユニフォームを着て、その後の野球史に深い爪痕を残した。清原のあの涙と、桑田のあの沈黙は、スポーツ中継の映像の中で最も重い「人間の顔」のひとつだった。
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