「数字を押せば、録画は完了」
新聞のテレビ欄に並ぶ小さな数字を、リモコンでひと桁ずつ入力したあの儀式。時計を時報で合わせ、テープの残量を確認し、祈るようにRECを押す。たった数分の番組を逃さないために、家族みんなが慎重になっていた。便利なのか面倒なのかわからないまま、家の中で確かに機能していた手続きの記憶。
Gコードとは。 Gコードとは、テレビ番組ごとに割り振られた数字コードをVHSデッキのリモコンで入力するだけで録画予約が完了するシステムである。米国のGemstar Development Corporationが開発し、日本では1993年より新聞・テレビ情報誌のテレビ欄にコードが掲載された。
「Gコード」を他のサービスで
A. 開発元である米国のGemstar Development Corporationの頭文字。同じシステムが米国ではVCR Plus+、欧州ではShowViewとして展開された。
A. 新聞やテレビ誌のテレビ欄に掲載されたコード番号を、対応VHSデッキのリモコンで入力する。チャンネル・録画日時・録画時間が自動設定され、予約録画が完了する。
A. 1993年に日本でサービスが開始され、新聞のテレビ欄へのコード掲載もこの時期から始まった。
A. パナソニック・ソニー・シャープ・ビクター(現JVC)など国内主要VHSメーカーの多くがGコード対応機種を発売した。
A. VHSの衰退とDVD・HDDレコーダーへの移行、およびデジタル放送に付属するEPG(電子番組表)の普及により、コード手動入力の必要がなくなった。
A. VHSはJVC(日本ビクター)が1976年に開発した家庭用ビデオテープ規格。長年にわたり日本の家庭用録画市場の主流だった。
Q. EPG(電子番組表)とは?
A. デジタル放送の信号に含まれる番組情報を自動取得・表示し、ワンクリックで録画予約できる機能。Gコードのような手動入力を不要にした。
Q. テレビ録画の予約は昔どうやってしていた?
A. Gコード以前は、チャンネル・開始時刻・終了時刻・録画日をリモコンで一項目ずつ手動入力する「マニュアル予約」が一般的だった。
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