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「甘くてしょっぱい、あの白い一枚。」
雪の宿
袋を開けた瞬間の、あの香り。サラダ味の煎餅にうっすら積もった雪みたいな白い砂糖衣。パリッと割ると、しょっぱさと甘さが同時に来て、次の一枚に手が伸びる。三幸製菓の「雪の宿」は1977年から変わらずそこにいた。お茶請けでもおやつでも、なんとなく手が伸びる存在。テレビの前の茶の間、コタツの上の袋菓子、おばあちゃんの家の茶簞笥の引き出し。北海道生クリームが入っているという事実を知ったのは、大人になってからかもしれない。それでも食べながら「なんかこれが好き」という気持ちは、子どものころからずっと変わっていない。
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