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「地面に引いた線が、自分たちのコートだった。」
石蹴り
チョークでも石でも、道端の土でも構わなかった。ケンケンパの枠を描いて、ちょうどいい大きさの石を拾って、それだけで放課後のゲームが始まった。石蹴りのルールは地域ごとに少しずつ違っていて、転校してきた子と揉めたり、逆にそこから仲良くなったりした。片足で跳んで、バランスを崩して、砂ぼこりの中で笑い転げた。お金もゲーム機もいらない。夕暮れのチャイムが鳴るまで、舗装されていない路地が自分たちだけの競技場だった。あなたの町では、何マスの枠を描いていたのだろう。
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