「負けたら終わりじゃなく、諦めたら終わりだ。」
土俵際で逆転する、あの引き落とし。2003年の横綱昇進からわずか2年後、朝青龍は年間6場所を全て制覇し、84勝という途方もない数字を残した。左からの張り手、上手投げの軌跡、勝ち名乗りを受けるときのあの表情——強さに混じる何か剥き出しのものが、見る者を画面に釘付けにした。横綱の品格を問う声、仮病でサッカーをしていた映像がスクープされた夜、スポーツニュースが何日もそのことを伝えた。憎まれ役でもあり、誰より強い力士でもあった。あの時代の大相撲には、朝青龍という異物が生み出す独特の緊張感がいつも漂っていた。
朝青龍とは。 朝青龍明徳とは、モンゴル国ウランバートル市出身の元大相撲力士で、第68代横綱。本名はドルゴルスレン・ダグワドルジ。高砂部屋に所属し、2003年の横綱昇進後に大相撲を牽引した。
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A. ドルゴルスレン・ダグワドルジ(Dolgorsuren Dagvadorj)。引退後はこの本名で紹介されることが多い。
A. 第68代横綱。2003年に昇進した。
A. 2005年(平成17年)に年間6場所すべてを制覇し、年間84勝を記録した。
A. 第74代横綱・豊昇龍智勝が甥にあたる。
A. 2010年1月に引退を表明し現役を退いた。
A. モンゴル国民投資銀行(NIBank)の経営者やモンゴル国レスリング協会会長を務めるほか、映画俳優・慈善家としても活動している。
A. 豊昇龍智勝は第74代横綱で、朝青龍の甥にあたるモンゴル出身力士。
A. 高砂部屋は日本相撲協会に属する相撲部屋で、朝青龍をはじめ多くの力士を輩出した。
Q. 大相撲の横綱になる条件は?
A. 横綱昇進には複数場所での優勝または同等の成績に加え、品格・力量が横綱審議委員会で認められる必要がある。
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