「ガソリンを入れない車で、どこまでも。」
給油口のない車が、ディーラーに並んだ。日産リーフが国内で発売された2010年末から翌年にかけて、「充電スポット」という言葉が急に日常語になった。エンジン音がしない、排気ガスの匂いがしない——その静けさに戸惑いつつも、走り出した瞬間のトルクの滑らかさに驚いた試乗者は多かった。航続距離への不安、出先での充電場所の少なさ、冬場に縮むバッテリー。課題を抱えながらも、あのカエル顔のシルエットが街を走るたびに「時代が変わっているんだ」と感じた。電気で走ることが当たり前になった今と、あのころの「未来っぽさ」は、どこか違う温度を持っていた。
日産 リーフ 初代とは。 日産リーフとは、日産自動車が2010年12月に発売したCセグメントクラスのバッテリー電気自動車(BEV)である。型式名はZE0型で、エンジンを持たず電動モーターのみで走行する5人乗り5ドアハッチバックとして設計され、5人乗り登録自動車としては世界初の量産BEVとして位置づけられる。
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A. 2010年12月20日に日本国内で販売を開始し、米国でも同月発売された。
A. ZE0型。型式名の「ZE」はZero Emissionの頭文字に由来する。
A. 前期・中期型は24 kWhで、中期型のJC08モード航続距離は228 km。2015年末追加の後期型は30 kWhバッテリーで280 km(JC08モード)。
A. CHAdeMO急速充電(3相200 V)なら残量警告灯点灯状態から80%まで約30分。普通充電(単相200 V)ではフル充電まで約8時間。
A. 80 kW(109 PS)。前期型はEM61型モーター(最大トルク280 N·m)、マイナーチェンジ後はEM57型(最大トルク254 N·m)に変更された。
A. 2017年9月に生産終了、同年10月に2代目ZE1型への切り替えをもって日本での販売を終了した。
A. 三菱自動車が2009年7月に発売した4人乗り軽自動車規格の量産電気自動車。日産リーフに先行して市販された国産BEVである。
Q. CHAdeMO とは?
A. 日本が主導して策定した電気自動車向け急速充電規格。初代リーフはこの規格に対応し、80%充電まで約30分を実現した。
Q. 電気自動車(EV)の航続距離不安(レンジアンクサイエティ)とは?
A. 走行中にバッテリーが切れることへの心理的不安を指す。初代リーフ普及期に広く認知された課題で、充電インフラ整備の加速につながった。
A. 2017年10月に発売された2代目リーフ。バッテリーを40 kWhに拡大し、JC08モードで400 kmの航続距離を実現した。
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