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「壁が、落ちる。」
ベルリンの壁崩壊
1989年11月9日の深夜、テレビの前で大人たちが黙って画面を見つめていた。東西ベルリンを28年間分断してきたコンクリートの壁に、市民が素手とハンマーで取り掛かっていた。チェックポイント・チャーリーを人波が溢れ出し、抱き合って泣く人、壁の上に立って腕を広げる人。ブランデンブルク門の向こうに、東と西が一緒に映っていた。冷戦という長い緊張が、あの夜に音を立てて崩れた。ニュースキャスターの声が少し震えていたのを、覚えている人もいるかもしれない。歴史の転換点を、リアルタイムの映像で目撃した世代がいる。あなたはあの夜、どこにいただろう。
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