Index No.
「サクセス、また失敗イベント引いた——」
パワプロ
1994年にスーパーファミコンで産声を上げ、あのずんぐりした頭身のキャラクターが日本中の茶の間に根を下ろした。サクセスモードでは「彼女ができた」「ケガをした」「謎の老人に出会った」——画面の前で一人で叫び、一人で悔しがった。オリジナル選手の名前に友達の名前をつけて、友人宅での対戦に持ち込む。ど真ん中の直球を狙い打ちされた瞬間の、あの敗北感。「パワポケ」でも泣いた。甲子園を目指したのは現実ではなくコントローラーの向こうだったけれど、本気だった。あのセーブデータの中に、確かに青春があった。
まだ録音はありません。