「「ぜんめつ」の目が出た瞬間の静寂。」
机の端に鉛筆を立てて、指で弾く。転がって止まった面に書かれた数字と文字が、授業中の教室を一瞬だけ戦場に変えた。ドラゴンボールのバトエン、SDガンダムのバトエン——キャラの強さより「ぜんめつ」が何面あるかで価値が決まる独自の経済圏。「ミス」が出たときの脱力感、「こうげき50」を連続で引いたときの暴力的な強さ。先生に没収されて放課後に返してもらう儀式も込みで、あの6角柱は完璧な遊び道具だった。筆箱の底に転がる消えかけの文字、あの鉛筆の感触をまだ指が覚えている人がいるはずだ。
バトル鉛筆とは。 バトル鉛筆(バトエン)とは、六角形の各面にキャラクターの攻撃力・特殊効果が印刷された鉛筆型の対戦玩具で、鉛筆を弾いて止まった面の数値や効果で勝敗を競う遊びに用いる文具玩具である。1990年代前半に日本の小学生の間で爆発的に流行した。
「バトル鉛筆」を他のサービスで
A. 六角形の各面に攻撃力や特殊効果が印刷された鉛筆を机の端で弾き、止まった面の効果を適用して対戦する遊び。「ぜんめつ」「ミス」「こうげき」などの面があり、二人以上で交互に弾いて勝敗を決める。
A. 1993年頃から販売が広まり、1994年頃にブームのピークを迎えた。1998年頃まで小学生の間で遊ばれ続けた。
A. 主にバンダイが製造・販売していた。ドラゴンボールやSDガンダムなどバンダイが権利を持つキャラクターシリーズが展開された。
A. 鉛筆の面に印刷された強力な特殊効果の一つ。出現頻度が低く希少性が高いため、「ぜんめつ」が何面印刷されているかがそのバトエンの価値を左右した。
A. 授業中に机の上で対戦する児童が絶えなかったため、授業の妨げとして教師に取り上げられるケースが頻繁に起きた。
A. 攻撃が外れ、相手にダメージを与えられない外れ面。引いたときの脱力感が強く、プレイヤーに印象的な記憶を残した面として知られる。
A. ドラゴンボールのキャラクターが印刷されたバトル鉛筆シリーズ。バンダイが販売し、バトエンブームの中核を担った代表的シリーズ。
A. SDガンダムのキャラクターが印刷されたバトル鉛筆シリーズ。ドラゴンボールと並ぶ人気を誇った。
Q. 1990年代に流行した小学生の対戦玩具は?
A. バトエンのほか、ミニ四駆・ビーダマン・遊戯王カード・たまごっちなどが同時代に小学生の間で爆発的に流行した。
A. ビー玉を発射する銃型対戦玩具で、バンダイが1990年代に販売。バトエンと同じく小学生の教室文化を象徴する玩具の一つ。
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