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「これ、バズってる。」
バズる
蜂の羽音を意味する英語「buzz」が、日本語の動詞として完全に定着したのは2013年前後のことだ。リツイート数が一万を超えた投稿を見て「見た見た!」と翌朝話題にする——その会話の型ごと、新しい文化が生まれていた。バズる・バズった・バズらせたい、と活用形まで増殖して、Twitterのタイムラインは毎日どこかで炎上と祝福を繰り返していた。拡散の快感と、消費される速さへのかすかな違和感が同居していた時代。あのころスマホの画面に貼りついていた自分の顔を、いまどこかで思い出せる気がする。
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