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「なぜベストを尽くさないのか」
トリック
深夜の薄暗いテレビ画面に、仲間由紀恵が仁王立ちで叫んでいた。「私の名前は山田奈緒子!」——あの第一声を聞いた瞬間から、このドラマの世界観に引き込まれた人は多いはずだ。超常現象を「科学で解けないものはない」と断言する上田次郎(阿部寛)と、貧乏だけど腕は本物のマジシャンのコンビ。堤幸彦演出の執拗な小ネタ、どこかズレた効果音、謎の村人たち。深夜枠から口コミで火がつき、ゴールデンへ、映画へ、スペシャルドラマへと広がっていく熱量。あの「トリック」的なゆるさと謎解きの緊張感の奇妙な同居が、今も頭の隅に残っている。
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